デザインのセンスがないと落ち込む時の対策と効果的な自信の持ち方3選

私は、センスとは右脳と左脳を使って「最適化を叩き出す能力」であり後からついてくるものだと考えています。

スタイリングの講座をしていると、クリエイターの受講生さんなのに「私、センスがないな、って思うのです。」と打ち明けられることがよくあります。

先日の受講生さんのお声です。↓

今まで小物をどう配置したら良いのかわからずあれこれ苦戦していたのが、こちらの講座で構図や色使い、向きなど教えていただいたことで道筋が見えてきました!センスは後からついてくるもの、とのお言葉も心強かったです!!

アクセサリー作家 I さん

相談される方には共通した思考に陥っているケースが多く、こう考えたらどうだろう?という私なりの考え方をお伝えすると、視界が開けて前に進める人が少なくありません。

もし、あなたがセンスがないかも?と思い込んで活動の幅を狭めてしまっているのであれば、この記事は少しお役に立てるかもしれません。参考にして少しでも前に進むきっかけにしていただければ嬉しいです。

目次

そもそもセンスって何?

センスがない?と悩む前に、そもそもセンスって何?
センスがない?と悩む前に、そもそもセンスって何?

「センスがある、ない」などと、普通に会話で使いますが、そもそもセンスって何でしょうか?

センス=おしゃれ
センス=天から与えられた特別な能力

と、なんとなくこんなイメージで使っている人が多いのではないかな、と思います。

改めて”センス”を辞書で調べてみました。

物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。

とあります。

微細な感覚と表現、とあり、私なりの解釈と重なるところもあってちょっとホッとしました。

微細な感覚
五感センサーで感じ取った情報

具体的な表現
上の情報+正しい知識+経験のデータの融合を見える化してアウトプット

は、繰り返すうちに磨かれていく後天的なスキルだと、私は考えています。

なぜ、素敵な作品を作っているのに、センスがないと思ってしまうのか?

センスはどう磨くの?
センスはどう磨くの?

スタイリングクラスの受講生さんにまずお伝えするのは、「正しいやり方を知らなかっただけなのではないでしょうか?」ということです。

実際、「センスがない…」とご自身で言う方の作品を見せていただくと、
有名なお料理学校で学んだ丁寧なお料理や、海外の雰囲気を持つおしゃれなアクセサリーを作っていらして、
他人から見たら間違いなく「センスの良いクリエイター」なのです。

このような方々に、体験レッスンでスタイリングの理論のワンポイントをお伝えすると、その場でデザインがぐんと変わります。

「ほんとですね!私でもできました!すごく楽しい!」

そう言って、センスは正しい学びの先にあるもの、ということを実感していただいています。

ちなみに、クリエイターの方々は一度コツを掴むと、とても飲み込みが早くドンドンとスキルアップされる方がほとんどです。
おそらく元々身についている、なんらかのクリエイティヴなスキルとスタイリングのスキルの共通点が、
ご自分の中で自然と結びついているので、全く0からの人より手が動きやすいのだろうと思います。
それだけでも、他人から見たら「ものすごくセンスがある人」に見えるに違いないのです。

センスは、好き!を磨いた結果。

あなたの好きがセンスを磨く
あなたの好きがセンスを磨く

多くのセンス良い人たちは、何から始まっているか?と訊かれたら、
私はまず「好き!」の気持ちから始まっているのではないかと感じます。

もちろん、稀に生まれつき天才級に何らかの能力がずば抜けている人がいます。
ものすごく高いIQとか、高い身体能力などはDNAということもあるでしょう。

でも、仕事の上でのセンスの良い人というのは、皆が天才級だけではないですよね。

となると、

好き!→もっと知りたい!→アンテナ高くなる→質の良いデーターが集まる→体内蓄積→アウトプット→改善→磨かれる→センス良くなる

こんな図式ではないかな、と思うのです。

私の例で恐縮ですが、父方の祖母はお料理で人をもてなすことが大好きな女性でした。
母方の祖父母は、工芸品を作る職人で海外と取引をしていました。
その影響で私の母は海外の映画やドラマが好き。私を幼い時から映画によく連れて行ってくれました。
父も音楽や絵画が好きで、私にはピアノやバレエなどのお稽古を通して、本物のヨーロッパ文化に触れる機会を与えてくれました。

今の私は、こういった家庭環境で自然と身についた様々な要素で成り立っているのを改めて感じます。
小さい時から「お花とお料理、映画やアートが大好き!英語で直に学んでもっと上手くなりたい!」というパッションで、自然と海外で良い師匠と巡り会えました。

正しい本物の知識を蓄積し、ベースができていたから、会社員からクリエイターに転身することにも抵抗がなかったのだと思います。

そして、仕事としてアウトプットを繰り返す中でアイデアの引き出しも増えたので、取り出すスピードも速くなりました。
結果、私の作るデザインの「見える化」がわかりやすくなり、好きと言ってくださるお客様と出会えるようになったのかな、と思っています。

センスを磨くためにするべきこと3選

最後にセンスを磨くために、私が講座でお伝えしている3つのコツをお伝えします。

  1. 自己流を卒業して、経験あるプロに学ぶ
  2. 短期中期間を作る。
  3. 情報を集めすぎず、一つの学びに絞る。

今まで講座を受講くださった方々の共通した経験も含めているので、あなたにも当てはまることがあれば参考にしていただけると嬉しいです。

1. 自己流を卒業して、経験あるプロに学ぶ

世の中には、たくさんの無料の情報が溢れています。スタイリングの情報もいっぱいあります。
でも、どんなに良い情報であっても、あなたの理解によるアウトプットが正しいかどうか、情報だけを仕入れても自分では検証のしようがありません。情報は知っているより使えるかの方がよほど大事です。

正しくしっかり身につけるには、プロから学び、客観的な目で見てもらい、「自分の場合はどうすれば?」の、アドヴァイスを受けること。0から自分で調べるより遥かに効率的にセンスを磨く近道になるでしょう。

2. 短期集中期間を作る。

3日間の集中的な学びで、しっかり身につけよう。
3日間の集中的な学びで、しっかり身につけよう。

物事の習得をするには、一定期間、そのことだけに集中した方が身につきやすくなります
繰り返し学んで身につけて、息を吸うようにできるようになってきたことの先に、センスは磨かれていきますので、
短期集中での習得はその第一歩です。

人間は忘れやすい動物です。今日できても、明日なんだっけ?ということは、よくあります。
私は受講生の方々には、少なくとも3日間は他のことをせず、同じスタイリングの型の反復練習をお勧めしています。
実際、その効果は絶大です。

実は、集中できる環境を作ることは、フルタイムで仕事をする私にとっても永遠の課題です。日々クライアントのお仕事が優先で、自分は後回しになりがち。でもそこをなんとか時間を取って集中できると、明らかに何十倍も身に付く濃度が違うことを何度も実感しているので、受講生さんには一度やってみて!とお勧めしているのです。

集中する効果と成果は、やってみた人だけがわかる境地です。あなたにも是非お勧めします。

3. 情報を集めすぎず、一つの学びに絞る。

何か好きなことを見つけると、好きなあまりに情報がたくさん欲しくなり、あれこれ無料情報を集めてしまいがちです。
でも、発信者ごとに微妙に言うことが違うので、結果混乱してしまったというお声を受講生からよく聞きます。

情報が溢れている中で、誘惑される気持ちはよくわかります。
でも、まずはひとつだけの指導や教材に集中して、全ての項目をコンプリートしましょう
良い講師や教材の選び方のコツは、できれば企業とのお仕事でプロとして成果を出した方で、現役で活躍している方がお勧めです。
また、その講師自身も学び続けているかもとても重要です。
私もそのような講師の方々から学んで今があります。

SNSでのフォロワー数も参考にはなりますが、スキルの側面から見ると実社会の中でどのくらいの成果があったかの方が重要だと私は経験上感じています。

企業で仕事をしたり成果を出してきたプロは、基本の大切さを教えてくれるでしょう。
なんとなく今のトレンドに合わせて雰囲気で作っているものは、飽きられるのも早いものです。

基本をマスターすれば、知識の第一段階として、何が正しいかを見極める目ができます。
他の情報を仕入れるのは、その後で十分間に合います

そもそも、質の高い情報や学びはそうあちこちにあるものではありません。
正しい知識や経験がないうちから、あれこれ見ても役立つ良い情報かどうかは見極められません
他を調べたい気持ちはぐっと抑えて、まずは今の学びに集中してください。

まとめ

以上、センスがないと悩むクリエイターの受講生の方々に日頃伝えていることを、お伝えしました。
下記にまとめます。

センスがない?!と落ち込んだ時の対策
  1. センスは、五感で蓄積したデーターの最適化とアウトプットスキル後から身につけるもの。
  2. センスは、正しい学びの先にあるもの。
  3. まず好き!が大事!
自分のセンスを磨いて自信を持つためのコツ3選
  1. 自己流を卒業して、経験あるプロに学ぶ
  2. 短期中期間を作る。
  3. 情報を集めすぎず、一つの学びに絞る。

もし、あなたが、ふとセンスについて考えてしまう時があったら、ぜひ参考にしてください。
きっと自信を取り戻せるはずです。

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