あなたはリモートワークやオンライン講座などで、相手の背景が気になったことはありませんか?
実力があるプロなのに生活感がありすぎる環境だったり、バーチャルだったり。
正直、ちょっと微妙な気持ちがしてしまう時ってありますよね。
配信する人にとっても、なんとなく背景が気になってご自分なりに様々なことを試してみたものの…
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背景綺麗にしたいけど、何をどうすればいいかわからない。
自分のビジネスに結びついていない気がする。
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と、配信に自信がない、と思われる方もいるようです。
私は今まで、約100名以上の方々のZOOM配信のお悩みに向き合い講座を開いてきましたが、
多くの方に共通している考え方の違いに気がつきました。
そこで、この記事ではZOOM背景の作り方の中で、まずは最も大切な5つの「考え方」について解説したいと思います。
今まで私の講座を受講した方のみにお伝えしていた内容ですが、より多くの方の助けになればと公開することにしました。
この考え方を知ることにより、プロのブランディングの考え方をインストールできると思います。
ぜひ最後までお読みください。
ZOOM背景をおしゃれにビジネス活用する考え方 その1。ご自宅からでもプロに見えていますか?
自分らしさで勝負をしたいプロ、センスや世界観が問われる業種のプロほど、
ZOOMのリアルな背景空間は、セルフブランディングの武器になる
と確信しています。
なぜなら、私は日頃海外と仕事をする中で、成功している欧米のビジネスパーソンはセルフブランディングの意識が非常に高くオンラインのリアル背景まで戦略的に考えているからです。
「ブランディングに生きる」
は、彼らがよく使う言葉で一貫した世界観をオンラインでも発揮することにより、説得力のあるビジネスを展開し、成功しているのをずっと目の当たりにしてきました。
人の第一印象は0.2秒で決まる、見た目9割などと言われますが、オンラインだと「入室した瞬間」が一番インパクトがあると思いませんか?
話す人のイメージや服装以外に、印象を決める大きな要素は「背景(お部屋)」であり、
なんだか、この人物と背景、丸ごと素敵!
と、強烈にポジティブな第一印象となるのです。
さらに、アイスブレイクのお決まりのフレーズで始めるより即、あなたらしさに踏み込む本質的な会話がナチュラルに始まる上、話す側がずっと有利なポジショニングを保ちながら、その後のオンラインミーティングや講座を進めることもできるのです。
これって良いこと尽くしだと思いませんか?
ZOOM背景をおしゃれにビジネス活用する考え方 その2。インテリアとZOOM背景の違い。
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背景が大事なのはよくわかりました。では、インテリアを素敵にした方が良いのですね!
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と思われた方。ちょっと待ってください。
実はインテリアとZOOM背景の空間デザインには決定的な違いがあると私は思っています。
それは、
「顧客視点があるか、ないか」
です。
ブランディング的には、マーケティング視点ですね。
私は以下のように違いを考えています。
【インテリア】あくまでもあなたが心地良く過ごすためのデザインや配置。
【ZOOM背景】あなたの望むターゲット層に、あなたらしさ+伝えたいメッセージを込めてデザインした背景。
いわばミニスタジオのようなもの
ZOOM背景の空間装飾は、私が約20年手がけてきた広告の背景空間の作り方に類似しています。
この考え方を知らない人は、インテリア雑誌で真似できそうなデザインを取り入れて背景を作ってしまいがちですが、
「綺麗なお家なんですね。」
とは思われるでしょうが、顧客の着火ポイントには響きません。
なぜなら、他人の家のデザインを持ってきているだけなので、あなたらしさが全くないから。
今の時代、
「何を買うかより、誰から買うか」
と言われていますよね。
どんなに専門家ならではの説明をしても、聞いている方は素人ですから、それよりも
この人には共通点がある!私の悩みをわかってくれる!と思う人から買いたいわけです。
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でも、有名なYoutuber さんとか、芸能人とかそんなに背景気にしてませんよね…
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という方もいます。確かにそうです。
でも、有名人や卓越したスキルが認知されているプロは、すでにブランディングができている状態です。
これから売り出す方々は別の戦略を考えるべきです。
あなたが数あるビジネスパーソンの中から、キラリと光る自分を印象付けたいのであれば、
背景デザインを作るときには、このマーケティングの王道、
誰に、何を、どんな風に魅せたいのか?
を改めて深掘りする必要があります。
そして、その深掘りしたキーワードをデザインに落とし込み、ビジュアル化する作業が必要となります。
ZOOM背景をおしゃれにビジネス活用する考え方 その3。バーチャル背景のメリットとデメリット。
バーチャル背景は非常に便利なツールですが、そろそろ卒業したいという方もいるはずです。
私は、バーチャルを使うメリットとデメリットを下記のように考えています。
【メリット】緊急事態のお助け。セールス系ビジネスにはOK!
【デメリット】不思議感=不信感。
最近は、昔よりオシャレな背景が増えてきたとはいえ、
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なぜ、ホテルラウンジみたいなところにいるの?
なぜ、海の真ん中にいるの?
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と、その人の雰囲気やビジネスからかけ離れていて、違和感ポイントになってしまうリスクがあります。
実際、私の受講生の実に99%の人が、
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バーチャルって、話し手が何かを隠している感じがしますよね。
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と、言います。見る人が不信感を持ってしまうようであればビジネスにはデメリットですよね。
実際、おうちが内装工事中とか、出張先で、などの場合はバーチャルはお助けとして使った方が良いでしょう。
また、感性というよりは実利を重んじる職業、例えばセールスや金融系、オンラインショッピングなどは、バーチャル背景にQRを乗せて活用した方が見る側には便利でしょう。
でも、もしあなたが、
差別化された自分らしさにこだわるプロであったり、
繊細なセンス・感性・世界観がビジネスの要素となる職業のプロであるならば、
ZOOMの背景デザインにあなたの代わりにメッセージを語り続けてもらった方が口で自分をPR するより、よほどスマートです。
せっかくのPRポイントをバーチャルにしてしまうのは、もったいないと感じませんか?
ZOOM背景をおしゃれにビジネス活用する考え方 その4。見かけより中身でしょう?
職人気質の人ほど、見かけより中身!知識でしょう?とおっしゃいます。
でも、もしかしたら「見かけ」という言葉をちょっと勘違いしているかもしれません。
スキルのある男性や、女性でもいわゆるキラキラ女子系が苦手な人は、自分とはちょっとかけ離れた自分を演出するのでは?と抵抗があるようです。
実際、今まで、ブランディングコンサルを受けてどうもしっくりこなかった、という方々からの相談も多く受けました。
でも、いつも私はこう伝えています。
本当のブランディングは、あなたの中にすでにあります。正しく見つけ出して磨いて出すだけです。
と。
例えは悪いですが、ここ一番の商談の時に「私には卓越したスキルがあるから」とスッピンとジャージで行ってしまうようなものです。
一番似合う服装やメイクが自分で腑に落ちてわかっていれば、意識せずとも全くナチュラルに素敵なあなたでいられます。
自分をPR するのが苦手な方ほど、ZOOMの背景デザインをあなたの有能な宣伝部長として活用しない手はありません。
私は、これを、
見るコピーライティング
と称しています。
今、文字を読まない人も増えています。ビジュアルで、人の直感の「なんかいいかも!」に訴え、
文字のコピーライティングの価値をより高めるための、掴みのあと、しっかり文字でのアピールを読んでもらいましょう!
私は、今までスキルがあるのに魅せ方を知らないばかりに、悔しい思いをされている方を多く見かけてきました。
あなたの背景デザインには、ぜひ、あなたの伝えたい人に伝えたいメッセージを込めて作って欲しいと思います。
ZOOM背景をおしゃれにビジネス活用する考え方 その5。自分のために背景を作る。
ここまでは、顧客目線でのZOOM背景の作り方の考え方についてお伝えしてきました。
でも、もう一つ最後にお伝えしたい大切な考え方があります。
それは、
自分のために背景を作る。
ということ。
その1。の顧客目線と矛盾しているように思うかもしれませんが、実は、行き着くところは同じです。
本当のあなたが、最強のブランディングツールということ。
さらに、できれば、一つ一つあなたの手で背景を作っていくことをお勧めします。
理由は、あなたの最高に素敵な見せ方を、あなた自らの手で作るプロセスを経て初めて、あなたと向き合い、腹落ちできるから。結果、自分も自分のビジネスも心から大切に思えることでしょう。
ZOOM背景を自らの手で作られた受講生の方々は、
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この背景の前に来ると、本当にほっと落ち着きます。
これが、私を象徴するアイテムだったとは思いもよらなかった。
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などと口々におっしゃいます。
あなたも、自らの手で自らの価値を、美しく、正しく、見える化した空間の中に日々いるのを想像してみてください。
視界には狂いがありません。
ひとめ見るだけで、自信や力が湧いてくるのを感じることでしょう。
あなたがあなたであるためのエッセンスを、日々目から美しく自分で確認できるって、素晴らしいと思いませんか?
あなた自らが見つけ出した自分の宝こそが、
誰にも真似できない最強のブランド
であると、私は考えています。
まとめ
以上、私がZOOM背景を使ったブランディングの講座だけで話してきた、最も大切な考え方をお話ししました。下記にまとめます。
その1。ご自宅からでもプロに見えているか今一度チェックしよう。
その2。インテリアデザインではなく、ミニスタジオとしてZOOM背景を作る。
その3。バーチャルは職業で使い分け。感性・センス重視なビジネスならリアル背景が有利。
その4。実力あるからこそ、見るコピーライティングとして背景で価値を伝えよう。
その5。自らの手で作るあなたらしさこそが、誰にも真似できない最強ブランド。
このビジュアルブランディング法は、私が約20年、人物とプロダクトの広告スタイリングで培ったオリジナルメソッドです。実際のデザインの作り方については、またこのブログ内でエッセンスを解説したいと思います。
「自分を誰かに引き出してほしい。」
感性やセンス・世界観を職業とする方は、一度はそう思ったことがあることでしょう。
人のことはよくわかるのに自分のことはよくわからない、と一番わかっているのがこの職業の方だと私は感じます。
でも、そのためにはあなたを、他人の目で正しく引き出し、美しく装飾に置き換えるサポートが必要です。
自分で作ろうとした時には、全く思いもよらなかったものが、デザインとして見える化することにより、
本当の自分を知るきっかけになり、迷いなく次のステージへと加速します。
この秋に、新しいワークショップを開催予定です。
このブログでも告知しますので、楽しみにしていてくださいね。
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