ハンドメイド作品をおしゃれに見せる!ドライフラワー小物を使った撮影のコツ。

ハンドメイドの作家さんから、撮影をするときに「小物選びが難しい」というお声を良くいただきます。
私がまず1番にオススメするのは、お花とグリーン、中でもドライフラワーは使い勝手が良いのでおすすめです。

理由として、生花より長持ちして保管もできること、昔に比べてシックな色合いの花材が増えてインスタでも人気なこと、
サステナブルな世界的トレンドに合っている、ということです。

この記事では、あなたのハンドメイド作品に世界観やストーリーを与える小物としての、ドライフラワーのおしゃれな飾り方を解説します。

目次

ドライフラワーが、ハンドメイド作品をおしゃれに見せる理由

ドライフラワーは、昨今、おしゃれなアイテムとして若い世代を中心にすっかり定着しました。
一昔前のドライフラワーに比べ、シックな色の花や緑の種類が増えて、海外のブロガーやインスタグラマーが使い始めたこと、エコな視点で「お花を無駄にしない」という意識も、おしゃれ、と若い年代に支持されるのでは、と思います。

また、生花よりコストも安く長持ちする点も、人気の一因でしょう。
私が携わる広告やウェディングの世界でも、若いターゲット層にはドライフラワーをご提案することが急激に増えました。
ドライ人気はまだまだ続きますので、ぜひうまく活用していただきたいと思います。

あなたの作品がナチュラル素材であれば、ドライフラワーは相性抜群です。ただし使い方を間違えると、垢抜けない世界観になってしまいます。
私が日頃ドライのスタイリングをする際に気をつけている3つのポイントについて、以下により詳しく解説したいと思います。

ドライフラワーのおしゃれな飾り方 その1。ナチュラルカラーでまとめる。

私のブログでは毎度出てくることですが、色彩は印象やセンスの決め手となります。
ドライフラワーは色褪せが特徴ですので、ベージュ、ブラウン色が強くなります。

まずトライして欲しいのは、あなたのお手元の作品のベージュ、ブラウン系に合わせてみることです。
例えば、あなたの作るアロマオイルの小瓶がブラウン系でしたら、上記のようなスタイリングの小物に、色褪せたベージュ・ワントーンのドライフラワーを添えると良いでしょう。ナチュラル感を演出するのにぴったりです。

同系色のコットンやリネンなどを敷物にして、ウッドのトレイの上に、主役のアロマのボトルを真ん中=日の丸構図で置きましょう。日の丸構図の解説は下記のブログも参考にご覧ください。

こちらは、ベージュのソープをダークな背景で引き立てています。ドライフラワーはベージュとブラウン。
お花は少しでも、ナチュラル素材の麻ひもと合わせればボリュームもちょうど良い感じです。
穂のドライは動きがあり、きちっとまとまったスタイリングよりも面白さがあります。

ドライフラワーのおしゃれな飾り方 その2。華やかカラーさ作品は同じ色のドライフラワーで。

一方、ハンドメイド作品が華やかな色の時は、同じ色のドライフラワーを、少量合わせると主役を引き立てるスタイリングができます。

上の赤い皮のノートは、ウクライナの作家さんに発注した私のお仕事ノートです。
あまりに赤い色が綺麗だったので、アトリエにあった赤い薔薇のドライフラワーを添えてスタイリングをしました。

白い背景に、色は赤一色だけなので、より主役のノートが印象的です。ここに別の色が入ってしまうと、途端に赤が目立たなくなります。個人的には、文房具などのプロダクトには、生花よりドライフラワーの方が味わいが増すと感じます。

こちらもハンカチと同じ色の黄色いドライフラワーを添えています。黄色が強調されますね。
このコツは、スタイリングにも迷わないのでおすすめです。

ドライフラワーのおしゃれな飾り方 その3。意外な素材をドライにして遊んでみる。

このドライは、何の葉だと思いますか?
実はこれ、パイナップルの頭の葉っぱです。撮影で使った後、綺麗だったのでそのままお部屋に飾っていたら、なんともニュアンスあるドライになりました。ココナッツの器にちょこんと乗せただけでも、シックな南国ムードでしょう?。

このように、綺麗な葉で水気が少なそうなものであれば、ドライフラワーになるかもしれないので、試してみましょう。
どんな面白いニュアンスになるか、遊んでみると楽しいし、見たこともないのでレアなおしゃれ感も増します。

ちなみに、このパイナップルのドライは、時々私のZOOM背景の飾りになっていて、気がついた人には「それは、何の葉ですか?」とよく聞かれます。「パイナップルの頭です!」と答えると、皆さんびっくりされます。

こちらの背景になっているアレカヤシの葉ですが、半分ドライになっています。もしかしてお部屋の鉢植えの葉が一枚枯れてきたのかもしれません。でもこんな状態でも面白い色彩とニュアンスですよね。

ざっくり編んだハンドメイドポーチも、このアレカヤシのドライの葉があるだけで「リゾートでも持てそう!」とイメージが湧きます。作り手の世界観がしっかりと伝わるスタイリングに、たった一枚のドライの葉が一役買っているのです。

ドライフラワーをDIYで作ってみませんか?おすすめのお花3選

ここまでお読みいただいて、ドライフラワーも案外面白いかも!と思っていただけたなら、DIYしてみませんか?
意外に簡単な作り方で、お部屋の直射日光が当たらない、風通しの良い場所で、逆さまにしてただ吊るしておくだけ。

ドライのお花としておすすめは以下の3つです。

  1. バラ
  2. ラベンダー
  3. スターチス

1. バラ

バラは、ドライフラワーの中でも王道ですね。
赤、ピンク、オレンジ、など色のバラエテイも豊富。ドライになるとやや濃いめの色になります。
時間経過とともに、ベージュブラウン系へと変化します。

薔薇の花を飾っていて、もう少しすると萎れてしまうかな?ぐらいな時に、風通しの良いところに逆さまにしてドライにしましょう。

2. ラベンダー

ラベンダーは、色も香りも素敵です。手作りクッキーの横に添えたりもおしゃれな活用法です。
お花が粒のようになっていますが、パラパラと粒のようになって落ちます。

その粒々を、散りばめても可愛いし、上の画像のように粒は一切見せず、花束だけ、というのも素敵です。
これは、スタイリングしながらバランスを見ていきましょう。

3. スターチス

スターチスは、昨今カラーバラエティが増えて、ウェディングブーケなどにも使われるようになってから、かすみ草同様
脇役から主役に一気に躍り出たお花の代表です。

もともと乾燥気味のお花ですので、ほとんどそのままで綺麗なドライになってくれるだけでなく、他のお花に比べて色褪せも遅いのでおすすめです。

色々な色で少しづつもって揃えていると活用しやすいので、見つけたらちょっとづつ買ってコレクションを増やしておくと良いですよ。

まとめ

以上、ドライフラワーを小物として、ハンドメイド作品の世界観をおしゃれに飾る方法をお伝えしました。
まとめますと、

  1. ドライフラワーは、エコの時代にあっている。
  2. ナチュラル素材のハンドメイド作品と相性が良い。
  3. まずはベージュ、ブラウン系でまとめる
  4. 華やかな色のハンドメイド作品には、同じ色のドライフラワーを少量使う
  5. おしゃれでドライフラワーにしやすいおすすめは、バラ、ラベンダー、スターチス。

あなたの、ハンドメイド作品の世界観作りのお役に立てますように。

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